阿弥陀堂だより
不思議な映画だった。
ストーリは淡々と進み、淡々と終わる。
クライマックスシーンや、修羅場はない。
でも、最後まで飽きずに、心地よく見ることができた。
子供の頃に、住んでいた田舎を思い出して懐かしかった。
人間は、自然の中で暮らすのが幸せなのかなと、考えさせられる作品だ。
都会の人間は、刺激が多すぎて、それが中毒になって、刺激無しでは生きていけなくなっているのだ。
そういう奴は、次から次へと刺激を求め、モノをあさり続ける。
企業は、モノを売るためにさらに刺激する。
そうやって資本主義社会は地球を蝕んで崩壊していくのだ。