陸軍中野学校
- 出版社/メーカー: 角川エンタテインメント
- 発売日: 2007/12/21
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日本映画がまだ元気だった頃の作品だけあって、よくできている。
こういう作品はもう日本では作れないのか?
構成、人物の描写は、ほぼ完璧と言っていいんじゃないのかな。
よく95分の中にまとめたものだ。ムダがない。
映画は、70〜80年代にほとんど作り上げられた、と思っていた。
例えばスターウォーズ、ランボー、エイリアン、ターミネーター。
が、それ以前の映画の方が良いのかなー。
よく、人は昔の方がよかったと言う。
それに対し、若いとき見たり経験したからそう思うだけだと言う人もいる。
でも、黒沢作品等の古い映画は、今初めて見ても面白い、凄いと思う。
時代が進むにつれて、映画に限らずコンテンツのレベルは下がっているのかもしれない。
それは、世の中のパワーが弱くなっているからか。
人間の力。力のある人間がいなくなった。
だから世の中つまらなくなった。
ちっちゃくまとまったもので満足するように、人々がしむけられているように思う。
しょーもない世の中。
生きる希望や勇気が湧いてこない世の中。
だからああいう事件が起こるのかもしれない。